3.ALLの検査と所見

ALLの症候・症状には特有なものはありません。診察所見、病歴、および末梢血・骨髄の検査所見に基づき診断が行われます。骨髄でのリンパ芽球の割合が25%以上であれば、急性白血病と診断されます。

検査の種類 内容 ALLの所見
末梢血
検査
血液を採取して、白血球や赤血球の数、芽球をはじめとする異常細胞の有無を調べます。
  • ・異常な白血球が増加し、正常な白血球は減少する
  • ・赤血球は減少する
  • ・芽球(幼若な細胞)の出現
  • ・血小板の著しい減少
骨髄検査 骨髄穿刺骨髄生検とがあります。
採取した骨髄液の組織像、細胞像を検査します。
骨髄液を使って染色体の分析を行います。
FISH検査を用いて調べることも可能です(末梢血でも可能)。
遺伝子異常の有無はPCR法で調べます(末梢血でも可能)。
増加している芽球の細胞表面形質を調べます(末梢血でも可能)。
  • 有核細胞数は増加する
  • ・芽球が著しく増加する
  • Ph染色体など、染色体異常を認める場合が多い。
その他の
検査
乳酸脱水素酵素(LDH) 上昇
尿酸値 上昇することがある
(胸部X線、胸腹部CTなど) 肝臓、脾臓の腫れ、リンパ節の腫れなど
  • 【参考文献】
  • 医療情報科学研究所 編:病気がみえる vol.5 血液 第2版,メディックメディア,2017.
  • 大野竜三,宮脇修一 編:みんなに役立つ白血病の基礎と臨床,医薬ジャーナル社,2004.
  • 日野原重明,井村裕夫 監:看護のための最新医学講座9 血液・造血器疾患,第2版,中山書店,2006.
  • 金倉譲 監:血液診療エキスパート 白血病,中外医学社,2009.

わからないことや気になることがある場合は、医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。

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