検査関連

好中球アルカリホスファターゼ(neutrophil alkaline phosphatase:NAP)

成熟好中球の細胞質に存在する酵素。感染症など好中球が活性化された状態で増加します。
慢性骨髄性白血病は、この活性値が低いことが特徴です。

骨髄生検

腸骨にやや太い針を刺して骨髄組織を切り取ります。骨髄穿刺をしても骨髄液が吸引できない場合には有用です。

骨髄穿刺

胸骨(胸の中央にある骨)、または腸骨(腰部の骨)に細い針を刺し、骨の芯となる部分(骨髄)にある骨髄液を注射器で吸引します。骨髄液中に含まれる幼若な骨髄系細胞、赤芽球細胞などの数や比率を顕微鏡で詳しく調べます。

FISH(fluorescence in situ hybridization)法

特定の遺伝子にだけ結合する蛍光物質を使って、染色体の中にある目的の遺伝子を検出する方法。慢性骨髄性白血病(CML)の検査では、BCR-ABL 融合遺伝子検出のために用いられます。BCR 遺伝子とABL 遺伝子にそれぞれ違う色を発する蛍光物質を結合させ、2つの色の光が隣り合っている遺伝子が見つかれば、BCR-ABL融合遺伝子がある(=CMLである)と判定できます。

Gバンド法

標準的な細胞遺伝学的検査法。ギムザと呼ばれる色素でDNAを染め、目に見える状態にして顕微鏡で観察する方法。23組の染色体はそれぞれ特有の縞模様(バンド)に染まるため、顕微鏡で見ることにより、どの染色体が欠けているとか、異常があるといったことが区別できます。通常、1人につき分裂途中の骨髄細胞20〜30個の染色体を観察します。慢性骨髄性白血病ではPh染色体が認められます。

PCR(polymerase chain reaction)法

DNAの中に含まれている目的の遺伝子を、短時間で大量に複製する方法。少量のDNAから大量の目的遺伝子を得ることができるため、慢性骨髄性白血病患者さんでBCR-ABL融合遺伝子がごく少量しか存在しなくても、検出することができます。もっとも感度が高いRT-PCRを用いると、10万個程度の正常細胞の中にBCR-ABL融合遺伝子陽性細胞が1個含まれている場合でも検出が可能とされています。

わからないことや気になることがある場合は、医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。

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