名古屋国際癌治療シンポジウムは1985年に、日本における癌化学療法の先駆者であり、また優れた指導者でおられた故木村禧代二先生の指導の下、“Challenges for the Future”(将来への挑戦)というスローガンを掲げ始まりました。それ以来、本シンポジウムは、熱心な研究者と臨床医の間でがんの化学療法に関する意見交換を行うことにより、研究活動の促進と患者さんのための治療戦略の最適化を目指して、毎年開催されています。
名古屋国際癌治療シンポジウムは、臨床腫瘍医(medical oncologists)と基礎研究者(basic scientists)たちが、がんに関連する様々なトピックに関して最新情報を共有し合う場として認識されています。過去約20年の間に、これまで知られていなかったがんのユニークな特徴が、徐々に分子レベルで明らかになり、がんの化学療法に対する考え方が著しく変化してきました。本シンポジウムは、毎年新しいテーマを挙げ国内外の著名な研究者や臨床医の方々に講演いただき、急速に進展するがん治療について活発に論議する場を提供してきています。
より多くの研究者の方々に活用していただけるよう、名古屋国際癌治療シンポジウムは今後ますます発展を続け、分子及びバイオレベルでの安全かつ有効な治療法の確立と、それを牽引する研究者の育成に努めてまいります。