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プレスリリース

2003年2月14日
米国BMS アタザナビルの耐性データを報告
初期使用により他のプロテアーゼ阻害薬のウイルス感受性を増大する可能性を示唆

【2003年2月11日、マサチューセッツ州ボストン】米国ブリストル・マイヤーズ スクイブカンパニー(BMS)は、ボストンで開かれたメディカル・ミーティングにおいて、HIV/エイズ治療薬として治験中のプロテアーゼ阻害薬(PI)アタザナビルの第Ⅱ相・第Ⅲ相試験より得られた耐性データを報告しました。このデータでは、I50Lがアタザナビル療法に伴う特徴的なアミノ酸変異であり、アタザナビル特異的耐性を引き起こし、他の全てのPIの感受性を増大させることが示唆されています。またアタザナビルによる長期療法により持続的なウイルス抑制が得られ、ネルフィナビル(PI)からアタザナビルへの切り替えによりウイルス抑制が改善され血清脂質を有意に低下させることを示唆するデータも報告しました。

耐性データ

アタザナビル特異的耐性を引き起こす独自のI50Lアミノ酸変異により、アタザナビルの初期使用は上市されている他のPIのウイルス感受性を増大し、他の治療オプションを保持する一助となる可能性が示唆されています。

2つの第Ⅱ相臨床試験及び3つの第Ⅲ相臨床試験で治療を受けた1,500例以上の患者を対象としたレトロスペクティブ試験により、アタザナビルの耐性発現が少ないことが明らかになりました。試験開始時にアタザナビル(単独のPIとして使用)に感受性を示した患者から分離した26のアタザナビル耐性株は、全て独自のI50Lアミノ酸変異を含んでいました。

「このようなアタザナビル耐性の特徴が、上市されている他のPIを使った今後の治療オプションを保持する一助となる可能性があります」と、ブリストル・マイヤーズ スクイブの感染症創薬担当副社長リチャード・コロンノ氏は語っています。「承認されれば、アタザナビルは耐性を発現させることで、ドクターに一層の治療の柔軟性をもたらすかもしれません」

組換えウイルスに関する試験でも、I50L置換がこの独自の耐性表現型の原因になっていることが明らかになりました。対照的に、試験開始時よりアタザナビル耐性を示す株ではI50L変異は誘発されず、その後、アタザナビルと他のPI両者に対しさらに高い耐性レベルを示しました。

ウイルス抑制と脂質のデータ

非盲検の長期の観察的切り替え試験において、ネルフィナビルからアタザナビルに切り替え24週投与した患者では、ウイルス抑制が改善され、総コレステロール(TC)、LDLコレステロール(LDL-C:悪玉コレステロール)、トリグリセライド(TG)の値が臨床上有意に低下することも明らかになりました。

非盲検切り替え試験(BMS試験AI424-044)には第Ⅱ相用量試験(BMS試験AI424-008)を終了した369例の患者が登録され、アタザナビルの安全性と有効性が検討されました。第Ⅱ相試験でネルフィナビルをベースとする治療レジメンを受けていた63例は、72週後にアタザナビル(400mg1日1回)+ゼリットR(スタブジン、日本ではサニルブジン)(40mg1日2回)+3TC(150mg1日2回)の治療レジメンに切り替えられ、第Ⅱ相試験でアタザナビルを投与されていた患者にはそのまま治療が継続されました。

治療を切り替えた63例において、HIV-RNA<400コピー/mlの患者は、試験開始時には71%でしたが切り替え24週後では86%となり、HIV-RNA<50コピー/mlの患者は、試験開始時には50%でしたが切り替え後では59%となりました(ITT分析)。

さらに切り替え群では、TC、LDL-C、TGも抗レトロウイルス療法以前の水準近くにまで有意に低下しました。すなわち、TC中央値は202 mg/dlから169mg/dlに、空腹時LDL中央値は132 mg/dlから99 mg/dlに、空腹時TG中央値は127mg/dl から102mg/dl に、それぞれ低下しました。

副作用による中止は少なく、コホート全体で同等でした。最も頻繁に見られた臨床検査値異常は無症候性間接ビリルビン上昇(肝トランスアミナーゼの上昇を伴わないもの)でした。

ブリストル・マイヤーズ スクイブは、2002年12月20日にアザペプチドのHIV-1ウイルスプロテアーゼ阻害薬アタザナビルの新薬承認申請書(NDA)を米国食品医薬品局(FDA)に提出しました。本剤は、1日1回投与の可能性を裏付ける薬物動態学的データを示す初のプロテアーゼ阻害薬です。欧州医薬品審査庁(EMEA)に対しては2002年5月に申請を行なっています。

他の記述について、オリジナル・プレスレリース(BMSホームページ:www.bms.comに掲出)を参照ください。

このプレス・リリースに関するお問合せ先
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電話:(03)5323-8314(部門代表)

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