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2005年11月16日
バラクルードTM(一般名:エンテカビル)の2年間にわたるデータ分析
ヌクレオシド系薬剤投与を受けたことがないB型慢性肝炎患者では 耐性発生は検出されず
ヌクレオシド系薬剤の投与を受けたことがないHBeAg陽性患者の96週間にわたるバラクルードTM治療について調査した追加スタディデータがAASLDで発表される
米国肝臓病学会(AASLD:The American Association for the Study of Liver Diseases)の第56回年次会議で発表されるデータにより、ヌクレオシド系薬剤の投与を受けたことがないB型慢性肝炎成人患者(野生型ウイルス感染)をブリストル・マイヤーズ スクイブ社(NYSE:BMY / 本社:アメリカ・ニューヨーク/ CEO:ピーター・R・ドーラン)の経口抗ウイルス剤バラクルードTM(一般名:エンテカビル)で2年間治療した結果、耐性によるウイルス・リバウンドが見られなかったことが証明されました。AASLDで発表される追加スタディ・データでは、ヌクレオシド系薬剤の投与を受けたことがない慢性HBe抗原(HBeAg)陽性患者に、大規模第Ⅲ相臨床試験(スタディETV-022)の一部として96週間バラクルードTMを投与した場合、ラミブジンと比較してウイルス負荷量が検出不可能なレベルにまで大幅に改善されたことが示されました。
サンフランシスコで行われたカリフォルニア・パシフィック・メディカル・センター(The California Pacific Medical Center)の肝移植プログラムのスタディ研究員とメディカル・ディレクターを務めるロバート・ギッシュ(Dr. Robert Gish)医学博士は、「このデータには、スタディETV-022でラミブジンを投与した患者の39%と比較して、バラクルードTMを96週間投与した患者の80%で、ウイルス負荷量が累積的に確認できる検出不可能なレベルにまで低減したことが表れている。96週間治療した患者群の場合、バラクルードTMによる治療では、ウイルス負荷量が検出不可能なレベルにまで低減し、アラニン・アミノトランスフェラーゼ(ALT : alanine aminotransferase)レベルが正常化され、ラミブジンと比較して大幅な改善が見られた」と説明しています。深刻な副作用は、バラクルードTMとラミブジンの両治療群で、患者の8%に発生しました。
バラクルードTM(エンテカビル)の2年間にわたる耐性データ
ヌクレオシド系薬剤の投与を受けたことがないHBeAg陽性およびHBeAg陰性の慢性B型肝炎患者(野生型ウイルス感染)650人以上を対象としたバラクルードTMの長期耐性モニタリングでは、2年間の治療後、バラクルードTMに対するウイルス耐性によってウイルス・リバウンドが発生した証拠は確認されませんでした。バラクルードTMは、バラクルードTMに対する反応性を低下させる耐性変異体や、ラミブジン耐性に一般的に関連する耐性変異体(YMDD変異ウイルス)を選択する(突然変異体を生成する)ことはありませんでした。バラクルードTMで2年間治療したラミブジン耐性患者では、バラクルードTM耐性によるウイルス・リバウンドが患者の9%(154人中14人)に観察されました。すべての症例において、潜伏した特定の耐性変異体がリバウンドした患者は、以前のラミブジン治療が原因でした。
バラクルードTMの96週間にわたるデータ
スタディETV-022では、ヌクレオシド系薬剤の投与を受けたことがないHBeAg陽性の慢性B型肝炎患者709人を評価しました。患者を無作為に振り分け、バラクルードTMを 1日1回0.5 mg投与(n=354)するか、またはラミブジンを1日1回100 mg投与(n=355)しました。第48週の患者のウイルスおよび血清の検査結果に基づいて、治療の継続または中止に関し、第52週にプロトコールに基づく決定が下されました。反応性あり(bDNAでHBV DNA <0.7 MEq/mL、HBeAg消失)または反応性なし(bDNAでHBV DNA<0.7 MEq/mL)と定義された患者は治療を中止しました。ウイルス反応性あり(bDNAでHBV DNA <0.7 MEq/mL、HBeAg消失なし)と定義された患者は、反応性を獲得するか、または服用2年目に2回連続でHBV DNA<0.7 MEq/mLと測定されない限り、96週間まで盲検治療を継続しました。
48週間の後もバラクルードTM治療法を継続した患者のうち、HBV DNAが検出不可能(一般的なアッセイのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)で測定してHBV DNAが300コピー/mL未満)になった被験者の人数は17%増加しました。対照的に、96週間までラミブジンを投与した患者では、48週間の治療後に HBV DNAが検出不可能になった患者の割合は増加していません。ALTレベルの正常化は、48週間の後もバラクルードTM治療法を継続した患者の79%、ラミブジン治療法を継続した患者の68%に認められました。
累積的に確認されたエンドポイントは、2回連続の測定、または条件を満たす最後の治療時の測定と定義されました。バラクルードTM(エンテカビル)を96週間投与した患者の80%では、ラミブジンを投与した患者の39%と比較して、累積的に確認されたウイルス負荷量が検出不可能なレベルにまで低下しました(p<0.0001)。バラクルードTMを 96週間投与し、治療外の追跡調査を行った患者の31%では、ラミブジンを投与した患者の26%と比較して、HBeAgセロコンバージョン(HBe抗原消失、HBe抗体出現)が見られました[p=統計的有意性なし(NS)]。治療後6ヶ月間の追跡調査では、96週間の治療を受けたバラクルードTM患者群の5%、ラミブジン患者群の3%にB型肝炎表面抗原の消失が見られました(p=NS)。
バラクルードTMとラミブジンでは、96週間を通じて累積的な治療時の副作用は同等でした。深刻な副作用は、両治療群で、患者の8%に発生しました。副作用による中断は、バラクルードTM患者群の1%未満、ラミブジン患者群の3%に発生しました。バラクルードTMで治療した患者2人、ラミブジンで治療した患者4人が死亡しましたが、臨床研究員の判断ではいずれの症例も臨床試験薬とは関連していません。治療時のALT急増は、バラクルードTM患者群の3%、ラミブジン患者群の7%に発生しました。
バラクルードTMについて
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社によって発見されたバラクルードTMは、2005年3月29日に米国食品医薬品局(FDA:The Food and Drug Administration)から米国内での販売承認を受けたヌクレオシド誘導体です。
現在までに、バラクルードTMは米国の他、マカオ、ブラジル、インドネシア、アルゼンチン、メキシコで承認されています。ブリストル・マイヤーズスクイブ社は、EMEA、日本、フィリピン、マレーシア、中国、台湾、シンガポール、タイを含むその他の地域および世界各国で、エンテカビルの販売申請を提出しています。
世界的なバラクルードTM臨床試験プログラムは、バラクルードTMとラミブジン(慢性B型肝炎の治療に世界で最も使用されている経口抗ウイルス治療剤)を比較する初の臨床試験であり、世界中で1,600人以上の患者が参加しています。ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、バラクルードTM臨床試験プログラムに参加し、同意したB型慢性肝炎患者の測定と記録を続けています。
バラクルードTM(エンテカビル)錠に関する重要な情報
バラクルードTMは、ウイルスが繁殖して肝臓を損傷するB型肝炎ウイルス(HBV)に慢性的に感染している成人患者に使用される処方薬です。バラクルードTMは、HBVを治療したり、HBVの他人への感染を防止したりするものではありません。バラクルードTM、またはその成分に対してアレルギーのある人は、バラクルードTMを服用してはいけません。子供に関する研究が行われていないため、バラクルードTMを16歳未満の患者に投与することは推奨されません。
バラクルードTMの服用に伴って、極度なだるさや疲労感がある、普段とは違う筋肉痛がある、呼吸がしにくい、嘔気や嘔吐を伴う胃痛がする、(特に腕や脚に)寒気を感じる、めまいがしてふらふらする、あるいは脈が速くなったり不規則になったりするなどの症状が見られた場合は、乳酸アシドーシス(血液中に酸が蓄積される)と呼ばれる深刻な病気の兆候である可能性があるため、すぐに医療提供者に相談してください。乳酸アシドーシスは医療上の緊急事態であり、入院治療を受けなければなりません。バラクルードTMのような薬剤を服用したことがある一部の人では、肝毒性と呼ばれる重症の肝障害の発症例が確認されています。これは、肝臓の肥大(肝腫)や肝臓の脂肪(脂肪肝)に付随して起こります。肌や白目が黄色くなる(黄疸)、尿の色が濃くなる、便の色が薄くなる、数日間にわたり食欲がない、胃が悪い(嘔気)、胃の下部が痛いなど、肝障害の兆候が見られた場合は、すぐに医療提供者に相談してください。バラクルードTMのような薬剤を服用している一部の人では、乳酸アシドーシスや肝毒性の発症例が確認されています。
一部のケースでは、バラクルードTMの服用を中止するとB型肝炎の症状が悪化、または深刻化することがあります。医療提供者に相談せずにバラクルードTMの服用を中断してはいけません。医療提供者は、バラクルードTMを中断する場合、患者のその後の状態を把握し、血液検査で肝臓をチェックしなければなりません。腎障害が発症、または悪化した場合は、用量を減らす必要性があるかどうかを見極めるために検査を行う場合があるため、医療提供者に相談してください。
バラクルードTM(エンテカビル)は腎臓を経由して体外に排出されるため、用量を低く設定しなければならない場合があります。医療提供者は、患者の用量を低く設定する必要があるかどうかを判断する試験を実施してください。 妊娠中にバラクルードTMを使用しても安全かどうかは確認されていません。バラクルードTMを使用することによって、HBVが母胎から胎児に感染することを防止できるかどうかは確認されていません。妊婦とその医療提供者は、バラクルードTMを妊婦に使用することが適切かどうかを判断する必要があります。バラクルードTMを服用している母親は、母乳を与えてはいけません。
服用中、または服用予定のすべての処方薬、市販薬、ビタミン剤、ハーブ・サプリメント、その他の医療調剤について、医療提供者と相談してください。バラクルードTMは、腎臓を経由して体内に残留する薬剤と、作用し合うことがあります。臨床試験においてバラクルードTMに最もよく見られた副作用は、頭痛、倦怠感、めまい、および嘔気でした。バラクルードTMについては現在も研究中であるため、副作用のリストは、現時点では完成していません。何らかの新しい症状や長引く症状が見られた場合は、医療提供者まで報告してください。バラクルードTMは、1日1回空腹時に(前後の食事との間隔を2時間以上空けて)服用してください。バラクルードTM(エンテカビル)および警告を含む処方情報の全文の詳細については、www.bms.com をご覧ください。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、「豊かで長生きできる人生の実現」をミッションとする、医薬品と関連するヘルスケア製品を扱う世界企業です。ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のWebサイトは、www.bms.com からご覧ください。
本プレスリリースは、製品の開発について、1995年民間有価証券訴訟改正法の趣旨の範疇に含まれる「先見的ステートメント」を含んでいます。そうした先見的ステートメントは現在の予想に基づくものであり、遅延、転換、変更を来たし、実際の成果・業績を現在の予想と大きく異なるものとする数々の要因をはじめとして、内在的リスクと不確実性を伴います。先見的ステートメントについては一切保証できません。バラクルードTMが商業的に確実に成功するという保証はできません。本プレスリリースに含まれる先見的ステートメントは、当社の事業に影響を及ぼす多くの不確実性、特に2004年12 月31日に終了した年度に関する年次報告書(Form 10-K)および四半期報告書(Form 10-Q)の注意要因の説明で特定されている不確実性と共に、評価する必要があります。当社は、新たな知見、今後の出来事の結果を問わず、一切の先見的ステートメントについて、公に更新する義務を負うものではありません。 バラクルードTMは、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の商標です。 バラクルードTMの処方情報の全文は、www.bms.com から入手することができます。
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