監修東京医科歯科大学 膠原病・リウマチ内科学 教授 保田 晋助 先生
福祉制度にはさまざまなものがあり、関節リウマチの患者さんが制度を利用できる場合があります。個人によって利用できる制度には違いがありますので、まずはどのような制度があって、どこに相談すればよいかを確認してみてください。
内容 | 問い合わせ窓口 | |
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高額療養費 制度 |
医療機関や薬局の窓口で支払った1ヵ月間の医療費(自己負担額)が、自己負担限度額を超える場合には、限度額を超えた分の払い戻しを受けることができます。 | 国民健康保険: 各市区町村の健康保険組合の窓口 被用者保険: 各事業所、あるいは協会けんぽの窓口 |
高額医療費 貸付制度 |
高額な自己負担分を支払うのが困難になった場合、無利子で融資を受けることができます。 | |
医療費控除 | ご自身やご家族が1年間に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合には、所得税が減免されます。 | 各自治体の税務署 |
傷病手当金 | 被用者保険に加入している場合、病気のために連続して3日間以上仕事を休み、給与の支払いがないときに、支給を受けることができます。 | 各健康保険組合または 協会けんぽの窓口 |
介護保険制度 | 訪問介護、リハビリテーションなどを受けることができます。 | 各市区町村の窓口 |
身体障害者 福祉制度 |
医療費の助成、税金の控除、交通機関の割引などを受けることができます。 | 身体障害者手帳の交付を受けられるかどうか、受けられる方については等級を判断する必要があります。まず主治医におたずねください。 |
利用できる制度は、その方がご加入になっている健康保険や障害の程度、収入などによって異なります。詳しくは、各病院の相談窓口もしくは該当する問い合わせ窓口でご確認ください。また、各制度の詳細は、厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/) もしくは全国健康保険協会(https://www.kyoukaikenpo.or.jp/) のホームページでもご確認いただけます。